岩や木の枝、煙といった人間が持つ太古の記憶を揺さぶるような素材をもとに、最新の3D立体映像で空間を構成。自然のモチーフと最新のテクノロジーが融合することでもたらされる従来にない感覚や驚きを、新しい手触りを持った映像表現として提示する。
2010年より大喜多智裕(1979年大阪生まれ)と矢津吉隆(1980年大阪生まれ)の共同制作プロジェクトとして活動。共に2004年京都市立芸術大学を卒業、大学在学中よりAntennaのメンバーとして活動したのちそれぞれ独立し現在に至る。2011年2月に東京のTSCA tokyoにて初の共同制作作品「umbra」を発表。3D立体映像技術を使った新しい彫刻の在り方を提示。非在と実在、文明と自然といった相反する事象が互いに介在しあう作品を制作。
<矢津吉隆×大喜多智裕としての略歴>
2011年2月 矢津吉隆個展にて「umbra」を出品 /TSCA tokyo。2011年10月 「共創のかたち~デジタルファブリケーション時代の創造力」/京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA