社交としてのピクニックの多様な楽しみ方を提案することで人と人、人と都市の交流を活性化しようするプロジェクト。雲形カメラでピクニックに興ずる人たちの様子を撮影したり、どこでもピクニックできる移動型芝生を出現させるなど、遊び心溢れる工夫を凝らして大いに楽しませた。
2002年にピクニック生誕200年を記念して結成。メンバーは建築家、都市計画家、グラフィックデザイナー、写真家、ランドスケープアーキテクト、フードコーディネーターなどピクニックの原形を歴史に探りつつ、多彩なクリエーターのコラボレーションによって、自由で洗練された現代のピクニックの姿を提案する。都市居住者の基本的権利として「ピクニック・ライト」を主張、社交の場としての都市の緑地や共有スペースの利用可能性を追求する。森美術館「六本木クロッシング」展にて移動式芝の「ポータブルローン」(2004)を発表後、グラフィックワークによる「ピクニックの心得」(2004)、空気膜建築の「PicniKiosk」(2005)などを活用した市民参加型ピクニックを開催。2008年には英国ニューカッスルゲーツヘッドにて「ピクノポリス」を10日間に渡って開催し、大きな反響を呼んだ。
創立10周年の2012年はピクニック生誕の地ロンドンにて「ピクノポリスロンドン」を開催予定。
