いたずら書きが多くゴミの投棄もみられるエリアの道路よう壁や地下道に、ストーリーをもった色鮮やかでコミカルなウォールペインティングを500メートルに渡って描いた。長らくイタリア等を中心にストリート・アートで活躍してきた作者は、子供たちが絵やアートの中に希望を抱けるよう、まずは自分の街からイメージを変えていきたいとこのエリアを選んだ。数ヶ月の制作期間の間、周辺住民からも多くの支援を受け、ゴミの投棄も減るなど、街が変わり始めた。作者は街づくりに果たすアートの役割に期待している。
石川県出身。日本で活動のち、 2002年から2011年までイタリアに活動拠点を置く。Wall Art を中心に展示会やブランドとのコラボレーション商品の開発など幅広い活動が注目されている。ヨーロッパの表裏両方の文化の中で生活し育んだ“Street Art”への情熱が作品に描かれている。日本人にStreet Artを身近に感じてもらい、“Art な STREET ART”という新しい概念を紹介する場づくりを行なっている。