機関車を模した鋼鉄製のオブジェ。ハンドルを回すとライトが点灯するなど、作者が子供の頃に見たアニメへの憧れが形となった作品は、子供たちの人気の的となった。人を楽しませ、勇気を与えるアートを志向する作者は、童心に帰り、夢を持つことの大切さを謳う。
彫刻家。1966年大阪生まれ。1991年から現在まで、鉄を使った巨大彫刻、「宇宙戦艦タチバナ」(1997年キリンアートコンテンポラリーアワード)「銀河鉄道タチバナ」(1998)「人生ゲーム」(2003)「ランボルギーニタチバナ」(2005メタルアートミュージアム)「プロジェクトアポロ」(2010アーティスツハウス)などを発表。圧倒的なパワーと明確なイメージを瞬時に伝える、「エンターテイメント彫刻」を制作しつづけている。童心を捨てることなく芸術は人に勇気を与えるべきと考えている。