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NIPPON的とは何か?
無病息災を祈願して作られてきたといわれるこけしを、高さ12メートルの巨大バルーンに仕立てて展示。こけしのデザインは全国各生産地のプロトタイプを組み合わせて構成された。もともと温泉地で売られていたというこけしの歴史性に立ち返り、像の足元には「足湯」も設けられた。
気がつけばずっと昔からある“日本的なるもの”。歴史的・社会的な影響を受け、形やたたずまいを変えながらも生き残ってきた、そんなモノたちをどう未来へ引き継いでいくのか、NIPPON的なものとは何か、という問いから彼らの“イッテキマスNIPPONシリーズ”は始まっている。どこか懐かしく、でも何か新しい“花子”は不敵な笑みを浮かべながら、私たちの文化的遺伝子がどこから来て、どこへ向かっているのかを問いかけてくる。
木崎公隆,金谷耕児,山脇弘道によるクリエイティブチーム。現在は"イッテキマスNIPPONシリーズ"とした作品シリーズを製作中。