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ゴミからアート
　すべて淀川で拾ったゴミや漂着物から作品を作る彼らは、今回「チヌ」２体を淀川の河川敷に展示。花火大会で大量に捨てられたうちわから日曜画家の絵画作品まで、様々な理由で投棄され、流れ着いたモノたちが見事なまでの魚に変身。会期中には、大道芸人等を集めたイベントも開催され、淀川をホームにしている彼らならではの雰囲気が充満した、開放的かつ濃密な空間を生み出した。
　ゴミを漁るのは危険で気持ち悪いけれど、出会ったゴミから何を作ろうか、と考える瞬間がもっとも楽しいと彼らは語る。世界中のゴミ・アーティストが参集するムーブメントをおこしたい、と夢想する彼らには、ゴミの中にどのような都市の未来が見えているのだろうか。