紙相撲がつなぐコミュニティー
身長180cmの巨大力士をダンボールで参加者とともに作るワークショップから、紙相撲大会で優勝力士を決めるクライマックスまで、多くの人々を巻き込んで熱く盛り上がるプログラム。四股名を決め、優勝賞品を提供してくれるタニマチは地元の商店街。地域の人たちを巻き込んで、様々なつながりを生みだしたプロジェクトには、来年も継続したい、という声がすでにあがっているようだ。
地域コミュニティーが失われつつある今、多様な立場の個人や団体が協働することから生み出される創造性こそが難しい現代を乗り切り、次代を作る原動力になる。土俵をドンドンと思い切り楽しそうにたたく子どもや大人たちの明るい笑顔の中に、その豊かな可能性が見えるプロジェクトだった。