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  • DATE2012年10月13〜21日
    10:00 - 18:00
    ※13、14、20、21日は14:00〜16:00の間、イベントあり。
  • PLACE中之島公園(水都大阪フェス2012会場)

グラサンパンダを探せ!!

真鍋珠実

PHOTO

最年少アーティストがデザインした癒しキャラ登場
作者は今回、最年少応募の小学校6年生。3年生の時に作ったキャラクター、サングラスをかけたパンダを中之島公園内に複数設置し、スタンプラリーを行う。作者本人がデザインしたシートにスタンプを集めると景品ももらえる。「中之島に親子で来たり、友だちと来たりした子どもたちにパンダを探してもらって、”あった!”と言って楽しんでもらえたらなぁと思って作品を考えました」

[協賛]


[協力]
un coin de soleil


【制作過程】
会場内で使用する「グラサンパンダ」のぬいぐるみは、作者のプランに基づいて作者の母や友達などが制作。布の質感やポーズにもこだわり、魅力的なぬいぐるみが完成した。スタンプラリー参加者への「プレゼント」として、作者デザインのオリジナル缶バッジを作成。開催中、完売状態になり、急きょ追加作成するほど大好評であった。



また、作者は「子どもにも楽しんでもらいたい」という思いがあり、彼女自身が考えるコミュニケーションというものをスタンプラリー以外に表現する方法はないかと話し合った。その中で生まれたものが「グラパンかくれんぼ」。スタンプラリー用に設置するぬいぐるみとは別のグラサンパンダを用意し、子どもたちが中之島公園内に隠し、参加者がそれを時間内に見つけ出すというもの。実施にあたっては、作者とその友達など子どもたち自身で内容や運営方法を企画検討し、「子どももおとなも楽しめるプログラムづくり」を目指して、イベント企画を盛り上げた(作戦会議やワークショップを数回開催、衣装や運営にかかる備品の作成なども行った)。


【現場設置から完成まで】
スタンプラリー用のぬいぐるみの設置場所について、作者とともに現場調査を行った。ぬいぐるみやスタンプの設置場所や設置方法について、公園内の樹木に負担がかからないよう、かつより印象的なポジションを公園管理者と相談しながら決定。



【中之島公園での作品展示】
雨の日には「グラサンパンダ」にレインコートをかぶせるなどの演出をするなど、日々天候などの諸条件に対応しながらプロジェクトを完成させていった。週末のイベント「グラパンかくれんぼ」については、子どもたちが独自に話しあい、鳴りものを取り入れたり、プラカードを作成するなど、より多くの参加者の呼び込む工夫が功を奏した。

スタンプラリーについては、グラサンパンダのぬいぐるみが大変魅力的だったこと、時間に縛られず自由に参加できるプログラムであったということなどから、大人から子どもまで、すべての層に受け入れられ、「あと、もう一体なんですが、どこですか?」というスタッフへの問い合せも多数よせられるなど、イベントとしても成功。同公園内に出現した「ラバーダック」と同じく人気者となった「グラサンパンダ」の写真を撮る人々も多く見られた。

期間中、「グラサンパンダ」は子どもから大人までさまざまな人たちの間での交流をうながし、多様な「コミュニケーション」を生み出すことに成功した。

関連リンク
アーティスト情報
真鍋珠実

2000年10月 大阪生まれ
漫画家志望
小さい時から絵を描くことが好きで、今回の作品グラサンパンダを小学3年生のときから今まで描き続けています。
書道3段、ピアノenjoy中
将来は何になるのか決まってませんが、絵は描き続けるつもりです。