能・文楽・上方歌舞伎・上方落語をテーマとした影絵状パネルと刻々と変化する照明によるインスタレーション作品。個々の影絵状パネルは能・文楽・上方歌舞伎・上方落語をテーマとしており、まさに「浪花文化そろい踏み」といったラインナップとなり、日没後の御堂筋を散策する市民に驚きを以て迎えられる作品となった。
影絵パネルのモチーフを説明するカードを作成。各モチーフへの理解を深めてもらえるような案内を行い、昼間も日没後も作品の魅力を味わってもらえるよう工夫した。
【協力企業】
KOYA JAPAN Lighting
浄土真宗本願寺派 本願寺津村別院(北御堂)
積水ハウス株式会社(
本町ガーデンシティ)
【作者の想いや考え方】
世界のワクワクするパブリックアートは現代的なものが多いので、近現代のオフィス街の御堂筋には本来は向いていると考える。
【事前準備】
(a)法令面等の課題の洗い出し
・警察より、作品のライトアップ用の照明が運転者の視線を誘導しないようにという指導あり。
・本町ガーデンシティでの作品設置に関して、大阪市都市計画局へ「壁面後退部分の使用行為に関する協議書」を提出
(b)御堂筋沿い企業への協力依頼
本町ガーデンシティー、北御堂側への協力依頼。
【作品発表までの経緯】
※9月22日 本町ガーデンシティー設置打合せ
※9月23日 北御堂設置実験
※本町ガーデンシティーの作品風景
※北御堂での作品風景
【その他】
(a)他事業との連携
・山本能楽堂
参考記事
本町ガーデンシティと北御堂で「能」のストリートライブ-公共空間でアピール- 船場経済新聞
(b)周辺への影響に対する配慮
・来場者通路にかかる設置設備については、歩行を妨げないような所で機材の配置をし、注意喚起した。