御堂筋沿道の公共空間である本町ガーデンシティ1階エントランス(公共的屋内空間)が展示場所。展示期間中に山本能楽堂による公演「土蜘蛛」がおこなわれることが本作品のキーとなった。
作家は同公演とのコラボレーションを目指し、高さ8M×幅10Mの巨大な「松」を書き上げ展示。圧倒的なスケール・存在感によって御堂筋沿線を歩く人々に驚きを以て迎えられた。
【作者の想いや考え方】
能舞台の背景には神の憑代(よりしろ)として松が描かれ、神に奉納するかたちで能が演じられることから、松をモチーフに、能公演と響きあう作品を制作することを決意した。
【事前準備】
(a)御堂筋沿い企業への協力依頼
本町ガーデンシティへの協力依頼。
【作品発表までの経緯】
(a)作品モチーフ検証
作者、ビルオーナー、能公演関係者、府による協議を重ね、モチーフ決定に至った。
(b)作品設置における方法の検証
会場側に耐加重等の確認・高所作業車の手配・吊り方法の検証等。
(c)他事業との連携
山本能楽堂の能公演と調和する形で作品の位置等を決定。
【展示までの経緯】
※9月12日 モチーフの打合せ/山本能楽堂
※9月15日 モチーフの取材/盆栽ゲストハウス
※10月8日 搬入