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2015.10.12

あかりバンク
カンヴァスちゃん、アーティストに話をきくの巻(あかりバンク編)

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あかりバンクの橋田さんはもともと企業で照明デザインの仕事をされていた。メーカーで販売する商品をデザインし、商品開発の部署を仕切っていたという。36歳で独立し、プロト商品計画というデザイン会社を経営し、家具や雑貨などもつくってきた。

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そのかたわら、各地で「手作り照明教室」を開催する照明塾というものをはじめた。


「最初は飲み会程度にはじめたものが、どんどん今のようなかたちになっていきました」。

雑誌やテレビの取材依頼が増えた。印象に残っているのはNHK「おしゃれ工房」や、ナイナイサイズ!という番組で司会の岡村隆史
さんが来られたこと。メディアで紹介されることで、いろんな方に知っていただく機会に恵まれたと語る。

「18歳の頃から照明に携わっていて、未だに飽きることがなく面白いんです。人の気持ちに作用するところが特に気に入っていて、最近では病院などに、あかりを届ける活動を続けています」。


その活動が、今回の作家名でもある「あかりバンク」だ。2005年に神戸ランプミュージアムで開催した「愛する人へ贈るあかり展」以来、病院や老人施設など心のケアが求められる施設に手作りのあかりを寄贈する活動を続けてきた。

「照明は人の気持ちを癒す力があると思います。『いいことやってますよね〜』と言われることはあるけれど、自分でやってみようというところまではなかなかいかないので、良さをもっと伝えていきたいです。普段の生活の中でも起きている時は電気が常についていて、寝る前に消したらすぐに真っ暗にるようなオンとオフしかない環境で生活していますよね。でも本当は昼間から寝るまでの間にある、夕暮れのトワイライトゾーンようなあかりも必要だと思います」。

そんな思いから、大人だけでなく子どもに教える教室もさまざまな場所で行っている。

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おおさかカンヴァス2015に応募したのは、今回のテーマである、「あなたもまわりの人をあかるくてらす人になりませんか」というメッセージを広く伝えたかったから。


あかりには人の心を癒す力があり、あかりバンクの活動を通して、あかりをつくる人と灯す人を結び、周りの人に幸せのバトンをつないでいきたいと語ってくださった。