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artistreport

2016.11.20

interview vol2「来場されたお客さんに、笑顔になってもらいたい」松蔭中学校・高等学校美術部

10月23日、松蔭中学校・高等学校美術部の部長、大野さんと宮崎先生に作品「おおさか福笑い」の感想を聞かせていただきました。
(作品が完成する前のインタビューはこちらで読めます)

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ーー作品が完成したと感じたのはどんなときですか?

大野さん お客さんが入ってからですかね。子連れのファミリーとかが目の前で喜んでくれてうれしかったです。

ーー印象に残っているエピソードは?

大野さん お子さんなんですが、目鼻口のかぶりもののパーツをかぶっていっしょに写真を撮ったことです。

宮崎先生 当然かぶるよね、という感じできたので着せてあげて。

ーー福笑いをしてみた感想を聞かせてください。

大野さん 自分たちのスキルがあがっていく感じがありました。例えばお客さんとのコミュニケーションであったり、バルーンの上げ下げもスムーズにいけるときは特にそう思いました。

宮崎先生 間が大事ですね。

ーーどんなことに気をつけていました?

仲間内で盛り上がらないようにしました。がちがち過ぎると不自然になるので、ちょうどいいぐらいに工夫しながら楽しんでやっています。

ーー朝から休憩なくパフォーマンスしているんですか?

大野さん 一応シフトは決まっていますが、一日目はお客さんがひっきりなしだったので休憩なしでした。二日目以降はちょっと調整できています。

ーー作品「穀(たなつ)」の大砲のタイミングでみんないっせいに倒れていますね。

大野さん お客さんも気づいてくれていますか?

ーー見えていますよ。ほかの作品とのコラボレーションが生まれてますね。

大野さん コラボで言うと、ちびがっつさん扮する「太陽の人」が近くにいるので、福笑いで走っている最中に「がっつ!」と言ったらあちらも「がっつ!」と返してくれるので、いっしょにがんばっている感がありますね。

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ーー大所帯のチームですが、束ねるのはたいへんじゃないですか?

大野さん 昨日ちょっといざこざがありました。お客さんに対して笑顔を向けなかったことを注意した子が、同じ学年の子に言われたからか腹がたったようで…。直接電話で話し合ったらお互いの勘違いだったようなので安心しています。

宮崎先生 盛り上げようと本気で思えば思うほど内部衝突があるので、本気になっている証拠で、普通にあることだと思います。

ーー何か発見はありました?

大野さん 何人か、お客さんとの対応力がずば抜けて上手な子がいて、それ気づいたときは驚きました。

宮崎先生 普段の学校では先生以外の大人に触れ合うことがないですからわからなかったです。ちゃんと接客できるんだと思って感心しました。