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今回の木津川ウォールペインティングのテーマである水辺のばけものを、ドラゴンという形で表現しました。ドラゴンは実際には存在しない、人間のイメージのみで創られた伝説の生物です。そのイメージだけのものであったドラゴンが、元々あった壁を突き破ってこっちの世界に飛び出してくる、ありえないはずの情景を描きました。この作品が人の中にあるイメージや衝動を突き動かすものになってくれればと思います。

2009年夏、護岸を芸術活動の発表の場として、アートの力で新しい水辺の風景を作り出すため、「水辺のばけものっ？！」をテーマに「木津川ウォールペインティング2009」が実施されました。公募により選ばれた制作者が8月1日から8月31日まで木津川護岸にて壁画制作に取り組み、現在、個性あふれる11作品が展示されています。